ザ・ロード

- 火を運ぶ者 -

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ザ・ロード
監督:ジョン・ヒルコート
主演:ヴィゴ・モーテンセン
公開:2010年6月
上映時間:112分

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ブラボー
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どびんご巨匠映画伯
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  • どびんご巨匠映画伯   父と子は「世界の終り」を旅する。人類最後の火をかかげ、絶望の道をひたすら南へ――(原作単行本の帯より)

  • どびんご巨匠映画伯   コーマック・マッカーシー(ノーカントリーの原作者)のベストセラー小説を忠実に映画化した作品。
    ストーリーはもちろん、暗く彩度の低い映像は原作の雰囲気さえも再現しています。
    いわゆる「世紀末」のポストアポカリプス作品ですが、マッドでもマッチョでもなく、終始どんよりと重たい映画です。
    前田有一氏もブログに書かれていましたが、絶望と希望の描き方がとても上手で、音楽も秀逸です。
    原作は作者の息子に捧げられており、これも素晴らしいのですが文体が独特で人によっては読みづらいため、書店で数ページ読んでみてから購入を検討されることをおすすめします。
    予告編
    https://www.youtube.com/watch?v=jxa1bwlW5mY

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  • tomo0111殿堂入り映画伯   1コマ目の色合いがとても好きです。彩度の低い映像が気になるので今度見てみようと思います。

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  • どびんご巨匠映画伯   tomo0111さん、ありがとうございます。
    一コマ目は別の場面にするか否かで悩んでいたので、嬉しいです。
    全体的に白黒に近く、でもそうでないことを意識しながら描きましたが、思っていた以上に難しかったです。
    映画本編の色合いは、それは絶妙なものです。ぜひご堪能を。

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  • 毛玉之殿堂入り映画伯   動植物まで死に絶えてるのでは(でもGで始まる虫は絶対生き延びてる)、絶望しかないような気がしますが、どんな希望が...?

    「マッドでもマッチョでもなく」ってなんか好きです(^^)

    破滅もので南へと行ったら
    「渚にて」核戦争の生き残りがオーストラリアで静かに滅亡を待つ。
    「復活の日」細菌兵器で南極以外全滅。
    「霊長類南へ」これは映画にはなってないけど。核戦争、南極点に最後の人類。
    なんてのもありました。

    「ロード」で一瞬、第何章?とか思いました。
    日本版は高橋ジョージが娘ぐらいの女性と南(九州?)を目指すけど、途中で別れてしまうという...

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  • どびんご巨匠映画伯   毛玉之さん、ありがとうございます。
    希望のありかを外的世界に求めるか内的世界に求めるかで本作の解釈は変わってくると思います。
    そしてそこに本作の重要なテーマが隠されていると思います。
    Gだけが生き延びていたら絶望しかありませんね(笑)。

    上で挙げて下さった作品はどれも名前しか知らないものばかりですが、終末ものは南を目指すものが多いですね。
    私は未見ですが、本作と同じ時期に公開されたよく似たプロットの映画「ザ・ウォーカー」なんていう作品もあります。こっちは西を目指すようです。

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