リップヴァンウィンクルの花嫁

- 黒木華のメイドは良い -

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リップヴァンウィンクルの花嫁
監督:岩井俊二
主演:黒木華
公開:2016年3月
上映時間:180分

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ブラボー
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毛玉之殿堂入り映画伯
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  • 毛玉之殿堂入り映画伯   スタッフ・キャスト
    原作・脚本・監督:岩井俊二
    出演
    皆川七海:黒木華
    安室行舛:綾野剛
    鶴岡鉄也:地曵豪
    里中真白:Cocco
    りりぃ/芹沢興人

    序盤は、七海の周りの人間や七海自身の優柔不断さに、憤りを覚える展開で、胸糞わるい映画なのかと思ったのですが、いったんどん底に落ちてからは、ちょっと先が読めない、なんだか楽しい展開に、それがいつまでも続くはずはないとう予感をはらみながら...。
    ラスト近くのCoccoの台詞とか、りりぃのシーンは、監督頭おかしい!(褒めてますw)と楽しめました。

    綾野剛はストーリーの鍵を握る人物です。
    お気づきの人も多いかと思いますがネーミングがガンダムネタで固めてあります。
    登場シーンごとに、服装や髪型がちがうようなのですが、初登場のときの髪型はガンダムのアムロの髪型のようです。連邦軍の制服着てる所もあるのでお楽しみです。

    登場人物たちがスマホでメッセージなどやりとりしているのは「Planet」という架空のSNSです。
    七海のハンドルネームが「クラムボン」になっていますが、途中でアカウントを変更することになるのですが、そのときの名前は「カンパネルラ」。七海は宮沢賢治固めです。

    黒木華とCoccoが、生ピアノ・バー(?)で歌うシーンがあります。Coccoはもちろん良いのですが、黒木華の「僕たちの失敗」がこれまた良いのです。

    後半で出てくる、ヒゲをそってツルンとした芹沢興人もいい味。

    上映時間180分と長いのですが、意外に気にならずに観れました。
    劇場版の他に、『リップヴァンウィンクルの花嫁 serial edition <全6話>』というものがあって、こちらは観てませんが映画とはキャストは同じで、違うストーリーということです。

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  • どびんご巨匠映画伯   気になりつつも結局観ていない映画のひとつです。
    岩井俊二監督の作品は、今まで観たものはどれも良かったので今度観てみようと思います。「リリイ・シュシュのすべて」は観た後立ち直るのに時間が掛かりましたが・・・。
    予告の紙袋みたいな変わった形の帽子(?)が気になります。

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  • 毛玉之殿堂入り映画伯   紙袋みたいな帽子はSNSのアイコンを立体化したもので、エンドロールで出てきます。劇中で被っているシーンは無いのでイメージシーン的なもの?

    岩井監督作品で観たのは、これと『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、キットカットのおまけDVD版『花とアリス』、ドラマ『ねらわれた学園』最初のほう。これらは面白かったです。

    松たかこ主演の『四月物語』は、少し物足りなかったです。面白い脇役の人物が登場しただけという感じで。1時間ぐらいの作品なので、後編があってもいいなと思いました。松たか子は可愛かったし、モノローグ上手でした。

    「リリイ・シュシュのすべて」覚悟して観ます。

    「リリイ・シュシュのすべて」をリスペクトしているという、若手の枝優花監督の『少女邂逅』も、機会があったらご覧ください。『岬の兄弟』の松浦祐也もお父さん役で出演しています。
    http://kaikogirl.com/

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