はちどり

- 世界各国の50冠以上の映画賞受賞! -

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はちどり
監督:キム・ボラ
主演:パク・ジフ
公開:2020年6月
上映時間:138分

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ブラボー
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フクイ ヒロシ???
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  • フクイ ヒロシ???   やっぱ映画ってこれくらいの情報量は入るよね。
    セリフがうまくて、短いカットでバンバン進んでいく。

    ま、これができてるから世界の映画賞50以上獲得なんだろうけど。

    ***

    四コマ映画ではイフ(if)を描きました(涙)。

    ***

    メンターお姉さん(塾の先生)がおそらく6月民主抗争の経験者なのでは?というのをある方のレビューにて読みまして
    この映画のいろんな要素がガッチリ繋がった感じがしました。
    (その方のレビューはネタバレになっているのでリンクが貼れないのですが。。)

    (ウニが先生に貸す本「赤と黒」はフランスの7月革命の話らしいですし!)

    6月民主抗争と言えば『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜 』『1987、ある闘いの真実』ですよ。

    ものすごく闘ったわけです。
    でも、おそらくその闘いの渦中にいたメンターお姉さんは、塾長(?)から「変な人」呼ばわりされます。

    メンターお姉さん(ヨンジ)は辛い時は自分が指動いてるのを見ちゃうくらいに追い詰められて、ほとんど虚無の表情。
    だから、同じような表情をしている少女ウニに自分を見ます。

    怒りと孤独を抱えたウニは過去の自分。
    ウニからすればヨンジ先生は未来の自分。輝いてるかもしれないいつかの自分。

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  • フクイ ヒロシ???   なので、この二人の関係はだいぶフィクショナルですね。理想的。

    それに対して、
    ウニの家族や親友やドライな下級生、中身ゼロ彼氏はリアル。

    自分の両親が電気スタンドで殴って流血レベルの夫婦喧嘩をして「この家族は別々に暮らした方が幸せなのでは」とまで考えたのに、翌朝その両親はテレビ見ながら笑ってる、という、なんなのこいつらっていうリアルさ。

    ウニが「手術が失敗して私の顔が歪んでも私のことが好き」と問うと彼氏は「医者は大袈裟だ」と質問から逃げるリアルさ。

    親友に売られるリアルさ。

    ウニが兄に殴られて「父の目の前で妹を殴るとは!」と父が兄を叱る、「叱るポイントそこ?」っていうリアルさ。

    自分を慕ってくれてた下級生の「前の学期の話ですよ」と賢者タイム入られちゃったリアルさ。

    リアルガチな現実に殴られてウニはどんどん人生を知っていきます。

    ****

    ああいうメンターお姉さんに憧れるけど、
    メンターお姉さんになるには相当な闘いを経ないといけないわけよね。

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