シシリアン・ゴースト・ストーリー

監督:アントニオ・ピアッツァ ファビオ・グラッサドニア
出演:ユリア・イェドリコブスカ、ガエターノ・フェルナンデス

2017年/イタリア・フランス・スイス/123分
発売元:ポニーキャニオン

映画美食宣言 選評 残酷なほど美しいシチリアで起こった実話を基にした話。
シリアスな内容をポップなトーンで描いていただき、とても嬉しいです。最後の一コマ、『光と闇の物語』がまさにこの映画を一言で表すのにぴったりです!

  • フクイ ヒロシ???

    観終わってしばらく茫然自失…。実際の事件のラストがあまりに衝撃で悲しいし怖いし、かと言って映画としては映像もキレイでめちゃくちゃ面白いしで…、心がめちゃくちゃ揺れ動かされる力強い映画でした…。

僕たちのラストステージ

監督:ジョン・S・ベアード
出演:スティーヴ・クーガン、 ジョン・C・ライリー

2018年/イギリス・カナダ・アメリカ/98分
発売元:ポニーキャニオン
ⓒ eOne Features (S&O) Limited,
British Broadcasting Corporation 2018

映画美食宣言 選評 映画『僕たちのラストステージ』は、実在のコメディアン「ローレル&ハーディ」の晩年を描くハートフルドラマ。 年老いて“過去の人”になった元人気コンビ。再起を図った過酷なツアーで互いに生じる殻…。 その殻を壊すのは、過去も現在も隣にいた唯一の相棒。 ラストステージに立つ二人はとても優しく愛おしい。 二人の友情パワーが生む、あたたかく美味しい一作。劇中の一コマから表現していただきました。

  • AKR連載画伯

    実在した伝説のお笑いコンビ『ローレル&ハーディ』の晩年を描く伝記映画。ボケとツッコミの元祖といわれる二人の絶妙な掛け合いや間の取り方は、現在にまで通ずるお笑いの基礎と感じるものがありました。
    そんな二人の長くコンビを組んでいるからこその衝突やそれを超える絆に涙・・・くすりと笑えてほっこり泣ける、心が温まる映画です。エンドロールのテロップでまた泣ける・・・。

THE GUILTY ギルティ

監督:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン

2018年/デンマーク/88分
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ

映画美食宣言 選評 映画本編は、常に張り詰めた緊張感で進行するサスペンス。
孤軍奮闘し、終始ピリピリしている主人公アスガーの様子が、4コマでは逆にユーモラスに描かれ、さらにストーリーが端的に集約されていて素晴らしい。
なお、本編の字幕は“関西弁”ではありませんのであしからず(笑)

  • アサミヤカオリ殿堂入り映画伯

    電話越しの音声だけで事件を解決に導く!?という設定が話題の今作ですが、 本当の肝は主人公・アスガーの見事な一人芝居!その顔芸(?)は88分間見続けても飽きません。
    音と表情だけで想像を掻き立てる、まさしく落語のようなミニマルで壮大な作品でした。

ウトヤ島、7月22日

監督:エリック・ポッペ
出演:アンドレア・バーンツェン

2018年/ノルウェー/97分
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ

映画美食宣言 選評 ワンカットの名作同士の意外なコラボ!
72分間(あの作品の約2倍!)ワンカットで撮影し、ノルウェー・ウトヤ島で実際に起きた銃乱射事件の発生から収束までを描く本作は、主人公の少女・カヤの視点からさながら事件を追体験しているかのような、圧倒的な緊迫感とリアリティが続きます。
ワンカットと言えば昨今話題のあの映画!かも知れませんが、本作も負けじどワンカットの名作なんですよね。

  • ミキモト巨匠映画伯

    実際の件をもとにしたこの映画は、使われた弾数など、当時の様子を忠実に再現しています。ホント、生々しい恐怖が伝わってきました。
    でも、逆に、登場人物は体験談をもとにしたフィクションなんですよ。ただ、観終わった後、ワンカットの虚構であることこそが、逆に、リアルさを出しているんだなと感じました。
    ……逆に?ウトヤ島(とう)?……あっ!

ドント・ウォーリー

監督:ガス・バン・サント
出演:ホアキン・フェニックス

2018年/アメリカ/113分
発売元:ポニーキャニオン

映画美食宣言 選評 皮肉屋な風刺漫画家の実話を基にした物語。『ジョーカー』で話題のホアキン・フェニックス主演。
この映画のホアキンもすごく魅力的なんです。爆速車椅子、見所です。

  • ウラケン・ボルボックス連載画伯

    話が事故前と、事故後の幾つかの時間軸にポンポン飛ぶので、キャラハンの様にジャブジャブお酒飲みながら見ると今自分が見ている話がいつのことなのか分からなくなるので要注意。
    ちなみに、ヒロインのルーニー・マーラと主演のホアキン・フェニックスは、実生活のパートナーでもある。

ディヴァイン・ディーバ

監督:レアンドラ・レアル
出演:ブリジッチ・ディ・ブジオ

2016年/ブラジル/110分
発売元:ポニーキャニオン

映画美食宣言 選評 ドラァグクイーンのレジェンドたちの波乱万丈な人生を描き、知られざるブラジルの歴史とカルチャーを紐解く一本。
パワフルで個性あふれるクイーンたちをカラフルに表情豊かに描いた4コマからは、登場人物たちの魅力が親しみやすく伝わってきます。
ぜひ今度キャラ別にも描いていただきたい!とても素敵です!

  • 毛玉之殿堂入り映画伯

    8人のうち、一番好きなのがマルケザです。若い頃のウェディングドレスの写真が、こった女装はしていないけど、表情やしぐさがメチャ可愛い! 年取ってからは、ショーのとき以外は男の格好をしていてるのだけど、男装してるおばちゃんにしか見えないのが、さすが!

パリの家族たち

監督:マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール
出演:オドレイ・フルーロ

2018年/フランス/103分
発売元:シンカ

映画美食宣言 選評 パリを舞台に、女性とその家族たちのいくつものストーリーによって織りなされるフランス映画「パリの家族たち」。沢山いる主人公たちを四コマでよくここまで入れてくださいました!悩みも十人十色、でも幸せや希望の掴み方も十人十色なのが魅力的な本作。 男性の皆様、父たちが肩身の狭い思いをする映画ではないのでご安心を!

  • ぷすきち殿堂入り映画伯

    登場人物が多く描ききれなかったのですが、花屋の女の子とその彼氏の物語のラストがとてもほのぼのしました。
    同じ花屋のジャックはゲイで、恋人との関係で悩みがあります。どんな人でも共感できるシーンがきっとあるでしょう。