サウルの息子

- 英雄映画やホラー映画にするつもりはなかった by監督 -

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サウルの息子
監督:ネメシュ・ラースロー
主演:ルーリグ・ゲーザ
公開:2016年1月
上映時間:107分

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ブラボー
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フクイ ヒロシ???
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  • フクイ ヒロシ???  
    注意しなけりゃいけないのは、
    この映画が一人称であるから自動的に観客はサウル視点になります。

    つまり被害者視点。
    (おかげで自分がゾンダーコマンドになった感覚になれるのですが)

    でも、前述通り、誰もがゾンダーコマンドを指揮する立場になりうるのです。
    自分がそっちかもしれない。
    人間を人間として扱わない立場に立たされて「だって上の命令だもん」とそれに従っていたかもしれない。

    この映画がサウルの視点だからと言って、自分がサウルとは限らない。
    サウルの背中をライフルで狙う上官が自分かもしれない、ということを知っておかないと。

    戦時下においてだけの話じゃなく、
    平成の世においても、自分は、他人の人権を踏みにじることを、しているかもしれない、と自分を省みる必要性を教えてくれる映画です。

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