アギーレ/神の怒り

- 狂気が征く -

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アギーレ/神の怒り
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
主演:クラウス・キンスキー
公開:1983年2月
上映時間:301分

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ブラボー
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どびんご映画伯
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  • どびんご映画伯   全編に亘ってこの世ならざる幻想的な雰囲気が醸し出されています。俳優とスタッフは本当に密林を歩き、あのシーンでは本当にボロ筏で激流を下ったそうです。

  • どびんご映画伯   いまいち伝わり辛いですが、一コマ目と三コマ目の場面は凄い迫力です。

    以下、個人的な感想です。

    一見、アギーレの妄執めいた言動は極度に歪に見えます。しかし、探検隊が編成されたのはスペイン王室の浪費によって圧迫されていた国家予算を、黄金郷の発見と略奪によって賄うためという身勝手極まりないものでした。
    さらに黄金郷もその存在自体が眉唾であり、結局は国そのものが無謀な夢を見ていたわけです。
    本作では冒頭から探検隊の食料は尽きており、場違いにも豪奢なドレスを纏った婦人が随行しています。
    さらに全隊を率いる指揮官はゴンサロ・ピサロ。この遠征が失敗に終わることは歴史的に約束された事実なのです。
    つまりアギーレだけでなく、彼らの計画も行動もすべて破綻していたことになります。
    にもかかわらず、犠牲を厭わずジャングルを進み、原住民に信仰を押しつけて文化的侵略を試み、ひたすら約束の地を探す。
    そしてそれを映像に収めるために異常ともいえる執念を燃やしたW・ヘルツォーク監督、その監督と対等に渡り合った怪物役者K・キンスキー。
    この映画を狂気と呼ばずしてなんと呼びましょう。
    本作と同様のアプローチで創られた映画「フィツカラルド」もおすすめです。

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  • 毛玉之伝説の映画伯   マンガからも、文章からも、凄い感じは伝わります。
    船もえらい所にありますね。園子温監督の『ひそひそ星』もずいぶん海から離れた所に漁船いっぱい打ち上げられていて、衝撃でしたが、それより高い所に?
    ヘルツォーク去年の夏頃、新宿の映画館で特集やっていて、チラシはもらってきました。けっきょく観てないのですが、ヘルツォークって名前かっこいいですよね。
    「ヘルツォーク」ってゲームもありました。

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  • どびんご映画伯   毛玉之さんありがとうございます。
    「ひそひそ星」はまだ観ていませんが、東日本大震災がモチーフに組み込まれているとか。
    当時、テレビで観光船が建物に乗り上げている映像を見ましたが、あまりに常軌を逸した光景に衝撃を受けました。
    先述の「フィツカラルド」でも船がえらいことになります。
    ドイツ人の映画監督はフォルカー・シュレンドルフ、ヴィム・ヴェンダース、ヴォルフガング・ペーターゼンなどかっこいい名前の人が多いですよね。
    ゲームは初耳でした。由来はこの監督なんでしょうか。
    ヘルツォーク監督のドキュメンタリー2作と「フィツカラルド」は新たにblu-rayが発売されますが、「アギーレ~」は残念ながら廃盤になっている模様です。

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