透明人間

- 貧乏脱出したかっただけの男が巻き起こす悲劇! -

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透明人間
監督:ジェームズ・ホエール
主演:クロード・レインズ
公開:1934年3月
上映時間:70分

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ブラボー
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フクイ ヒロシマスター映画伯
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  • フクイ ヒロシマスター映画伯   ブート版『透明人間』(2020)を観た後にこの1934年版を観ました。

    同時期の『フランケンシュタイン』(1931)に比べるとかなりエンタメ映画としてわかりやすくて、コメディ感もちゃんと伝わってきて、90年も昔の話とは思えない出来でしたよ。

    ***

    透明人間ってそれだけでは別に怖くもなんともない。
    そいつが怖いヤツだから怖い。

    体が透明でも気が弱くて心優しかったら、つまんない。。
    サイコパスだからこそ楽しい。

    1897年の時点でこのことには気付いている。
    さすが原作H・G・ウェルズ。


    ***

    ジャックは科学者だけど「ずっと貧しかった」男。
    透明になる薬を開発して金持ちになるぞ!って思ってただけなんだけど
    開発に成功した透明薬を飲んでみたら、
    精神がおかしくなっちゃった。

    世界征服とか大量殺人とかしたくなっちゃった。

    でもそういう副作用があるってことは、ドイツ語版の原書に書いてあった。
    ドイツ語読めないから、ジャックは。
    英語版には「漂白の効能あり」としか書いてなかったから。
    残念っ!

    てことで、サイコパスになったジャックが大暴れして列車とか脱線させたりしてなかなかの迷惑な状態。


    ***


    で、まあ見えないわけですから、どこにいるかわかんなくて警察は捕まえられない。

    逆に同じ部屋にいるかも知んないから、
    「あ〜やって捕まえようぜ!」っていう相談もできない。

    じゃあどうしますか?ってのが終盤の盛り上がり。

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  • フクイ ヒロシマスター映画伯   「透明になる」ということの意味があまり描かれてないんですね。
    それは新作『透明人間』(2020)にはあったかと。

    『フランケンシュタイン』の悲しみとか声なき叫びみたいなものも、この透明人間にはない。


    ほんとだったら透明になっちゃう苦しみもあったはずなんだけど
    本人があまりにもサイコパスすぎて
    透明生活を謳歌しちゃってるから、その辺りもない。。


    存在しない、気づかれないっていう悲しみが入っていたらもっと深みがあったかなぁ。

    そしたら、婚約者の存在にも意味が出たかも。
    現状だと「とりあえず美人キャスティングしときました」感のみ。

    ラストは突然しんみりしますけど。。。



    ***


    あ、そうだ、思い出した。

    2020版で1934版のオマージュがありましたね。

    最初のシーン。
    1934年版は当然モノクロ。
    昔の映画だから最初に演者やスタッフの名前が全部出る。

    2020版では夜の海。ほとんどモノクロ。
    波しぶきに合わせて、次々とタイトルやスタジオ名?や監督名?が出てくる。
    最近の映画では頭であんなに文字出ませんね。
    オマージュかと。



    あと2020版でセシリアの親友がジェームズ。
    1934版の監督がジェームズ・ホエール。



    ***



    ラストネタバレはフィルマークスの方に。。

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